双子の恋物語
第2章
『わっ…!眩しい…!』

次に目を開いた瞬間、私たちは夢から覚めていた。

「恋…」

「愛…」

「「すごい夢だったね!」」

私たちはまさかの出来事に、興奮を抑えきれなかった。

「だってさ、だってさ、噴水が止まっててさ、」

「ぶわーーーー!って光がなってさ、」

「「ちょーリアルだったよね?!」」

今でも石の感触、濡れた感覚、光の眩しさは身体に残っている。

「あれって本当に夢なのかな…?」

「でも、実際に寝てるし…?」

不思議な体験を私たちは信じられなかった。

「うさぎさんたちはどこに行ったんだろう?」

「確かにね…あの呪文みたいなのも気になるしね。」

「もう夜が待てないよ〜!」

「今日は休みだし、もう一眠り、しちゃう?」

「だーめ!愛、借りてるDVD今日までだよ?」

「じゃあそれ一緒に見て、買い物行って…お昼寝は?」

「なし!やることやって、寝ましょう!」

「はぁ〜い…」
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