綿本早香の壁ドン指南
綿本が僕に壁ドンをした。

綿本は、何故か涙目で僕を睨んでいた。

「先生と生徒が付き合ってええわけないやんか! バラして別れさせたればええねん!」

「それは駄目だ!」

僕は綿本の腕を跳ね除け、綿本に壁ドンし返した。

「好きな人には幸せになってほしいから! そのためだったら自分が悲しくたっていいから!」

「なんでアンタがウチと同じこと言うんねん!!」

綿本の顔が僕の視界から消えた。
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