レインボーマジックイン!
「そんな落ち込んだ顔、瀬戸さんには似合いませんから…早く元気になってください…いつもの笑顔に戻ってください」


なっ…///

いつもの引っ込み思案の紫苑からは連想できない、ストレートな言葉に澄桃はパニックになり、頬が真っ赤になった。

「う、うん、ありがと…//

し、紫苑にそう言ってもらえると…嬉しいよ…//」

何言ってんの私。

という思うくらい言葉が上手く言えていなかった。

「良かったです…それじゃあ僕は先に白馬のところに行ってますね」


またもや見たことない笑顔を見せると紫苑は【回復治療室】から出て行った。


その瞬間、澄桃は既に真っ赤に染まった自分の頬に手を当てた

「あつっ…!」


熱でもあるんじゃないか。
ここは回復治療室だ。体温計でも引っ張り出して測ってみようかな、と考えたが、測る気も起きなかった。


まったく…あのいつもなら引っ込み思案で泣きそうな子犬みたいに弱々しい紫苑が、急にあんな強気になって…


「不意打ちすぎるよ…//」
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