未知の世界
第3章
ようやく1週間が終わった。

「未夢、呑みに行かない?」

「うん、行く。」

女同士なら記憶がなくなっても大丈夫。

あれから直哉から連絡がないことに少し安堵していた。

「女子だけで飲み会か?寂しいなぁ。」

「先輩、来たいんですか?悪口のオンパレードですよ?」

会社の先輩、渡辺先輩だ。

渡辺先輩は舞のことが好きらしい。

舞は美人で仕事もできて狙ってる人はかなりいる。

本人は自覚もないし、男に興味がない。
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