病弱女子とお医者様
あとは煮込むだけという時に、
葵が帰ってきた。

葵「ただいま。おっいい匂いがする。」

 『今日はお鍋にしたよ。
  …ダメだったかな?』

葵「全然ダメじゃないよ!
  むしろ嬉しい。」

 『良かった!今日は寒かったから。』

葵「そうだね。体調崩したりしてない?」

 『もぉ、葵は過保護なんだから!
  大丈夫だよ!』

葵「良かった。ていうか咲、
  過保護じゃなくて、心配なんです!」

 『それを過保護って言うの。』

葵「わかったわかった。
  じゃあ、手洗いうがいしてくるね。」

 『あっうん。もうすぐできるからね。』

葵「了解。」
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