病弱女子とお医者様
【葵】
8時くらいに目が覚めた。

リビングに行くと咲がいなかった。
当たり前か。学校だしな。

そう思いつつ、テーブルに
置いてあったおにぎりが
視界に入ってきた。

ん?咲が作ってくれたのか?
あっ置き手紙まで。

置き手紙を読んでみると
[葵へ
 当直お疲れ様
 疲れていたようなので
 起こすのやめておきます。
 朝ご飯はおにぎり作ったから
 よかったら食べてね。
 お昼は何か自分で作って!
 お昼作れなくてごめん
 いってきます       咲]

と書いてあった。
おにぎりを食べて、
しばらく溜まっていた仕事を
していると、咲からの着信が入った。
まさか…そう思って電話に出た

咲「もしもし葵?」 

 『咲か?どうかしたか?』

咲「違うの華が…。」

 『華ちゃんがどうかしたか?』

咲「体調悪くて今保健室にいるの」

 『卓巳には?』

咲「卓巳先生は嫌なんだって」

 『そうか。わかった今から行くな』

咲「わかった。気をつけてね。」

 『おう。じゃあな』

支度を済ませ学校へ

するとぐったりしてる
華ちゃんがいた。

聴診したらあまり音が
よくなかったから
病院に行こうといったら
嫌がられた。

でも、結局諦めてくれたみたい。

そんな華ちゃんを連れて
病院へ向かった。

咲と一緒に。

【葵】END



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