星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~



~蒼 side~


美姫のクラスに入ろうとすると


「美姫が付き合ってるのは俺だよ」


そう言う五十嵐の声が聞こえ

ドアにかけた手が止まった。


…は?

なんだよそれ。

美姫と付き合ってるのは俺だ…

って…

あー…

そっか別れたんだ。

それで誤解を解かないとなんだった。

だから今は付き合ってないことになっちゃうのか。


じゃあ五十嵐が言ってることは間違ってない…

いやおかしいだろ。

つい昨日別れたばっかで

もう五十嵐と付き合ってるとか…。

信じられない。

普通なら…。

他の男ならそんなの信じない。

でも

五十嵐は…

五十嵐ならありえるから不安なんだよ。

クラスの奴らも五十嵐だから信じている。

美姫を信じてないわけじゃない。


信じていても

不安なんだよ。
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