可愛い年下男子
「ねぇ、佐藤さん」


野崎が真剣な表情で私を見つめる。

そして、野崎は壁にドンッと手をつき、真剣な表情のまま私を見下ろす。

私はそんな野崎と壁の間で、状況についていけずに戸惑う。


「の、のざき?」


戸惑う私の頬に左手でそっと触れ、右手は壁に手をついたまま


「俺だって、男だよ?」


甘い雰囲気を出しながら、野崎は私を見つめる。

いつも可愛い男の子って感じの野崎。

だけど、今、目の前に居る野崎は大人の男。

いつもと違う野崎に私の身体は熱くなる。


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