晴れ時々毒舌裏バージョン
高倉健三本立て

最近は高倉健さんの映画をまた観てます。若い頃にはまりましてほとんど見てるんですが、特に後期ですね。


また、これを機会に見直してます。先ずは幸せの黄色いハンカチです。


これは、最初見た時には、それほど良いと思わなかったです。なんと言うか明るいと言うかね。


健さんの後半の陰の有る男って部分が少ないのとまだ健さんも少し若くてギラギラした感じが強くてね。


僕が基本的に好きな健さんは後半なんだけど、少し枯れて来ててそれでも昔の陰を引きずってる男って感じが好きなんです。



元々高校生の時にたまたま観た夜叉ではまったからかもです。


網走番外地のや任侠映画の頃の健さんは合わないです。


若すぎるんです。それと幸せの黄色いハンカチは、健さんの映画と言うより山田洋二監督の映画って強くてね。


しかし、久し振りに見直すとギラギラ感はあるけど良く出来てます。ストーリーは皆さん知ってるだろうけどあー上手いなと思わせますし、高倉健さんが、任侠物からの脱却を上手く出来た作品だと思います。



健さんが、良いってよりも映画が良いと思います。上手くそこに健さんが、はまったなです。


悪くないと思います。


続いて海峡です。これは青函トンネルに関わった男の話しですが、トンネル屋の僕が見てもえ!?って部分も多々あるけど、かなりリアルです。



CG等無いためにセットでしょうが実際に現場を再現してる。それと特撮を混ぜてますね。


映画としては大作の為に焦点が定まらない感じはあるけど、仕事に打ち込む男の姿を健さんが、やるとはまるね。



僕が若い頃には坑夫でも青函トンネルに行ったって人がけっこういました。


厳しい現場だったと皆が行ってましたね。そりゃそうです。海の中をあれだけの距離を掘るんだからね。


それも、映画を観てるとあーこの工法は知ってるも多いけどえ!?まだこの工法だったのかとかも多いです。



怪我人は死者を沢山出した大工事ですね。


健さんが、少し斜めにヘルメット被るのもかっこいいです。


続いて居酒屋兆治です。これはねぇ最初見た時にも思ったけど作品としては散漫な気がします。


しかし、今見ると大原麗子出てるんですが、綺麗です。薄幸な感じとかあってますね。


それとまだ監督になる前の伊丹十三です。これが良いですね。


観てたら大原麗子伊丹十三、大滝秀二と皆さん亡くなってますね。

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