ストーカーしていいですか?
第一章

ストーカーの日常

あたし、中野 優里は目の前をスタスタ歩いていく工藤 涼に恋してます。
まぁ、向こうはあたしの事完璧にストーカー扱いなんだけど…。
確かにストーカーだから。
でも、好きな人の近くにいれて、すんごく幸せ♪

今日も朝から、涼君を尾行してます。

「何でついてくんの?」

いきなり、振り向いて電信柱に隠れているあたしに怒鳴る涼君。

「あたしは、空気だから無視して下さい!」

あたしがそう言うと、もう、知らねぇ。となげやりな声を出して学校へ向かう。

ヤバい会話しちゃったぁ。
嬉しすぎる!
尾行して3ヶ月。
長かったぁ。
初喋り!
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