NA・NA・MI
「先生、菜実は?橘さんはどうするんですか?」
「橘?アイツは進学だろう。何処に行くかはまだ決めてないみたいだけどなぁ」
ふーん…。
頭もお金もあれば選択枠も広がるから、焦る必要もないよな。
そして担任は1番アタシの勘に触る一言を言った。
「橘と双子だと聞いて、佐藤にも期待してたんだがな。全く残念だ」
アタシはムカついて、担任を無視して職員室を飛び出すと壁を殴った。
ふざけんな!
アタシはアタシだ。
いちいち菜実と比べてんじゃねぇよ!
そうだ!洋介に慰めて貰おう。バイトは休みにしよう。