NA・NA・MI
「…えっ?じゃあさ、ジンロにしなよ。1番安いし、何かで割れば飲みやすいから」
ハヤトは笑顔で言った。
ダメダメ!
1番安いお酒なんて、ハヤトもアタシも舐められるんだ。
「ヘネシーにして!」
アタシは冷や汗が出そうになりながらも、思い切って言った…。
「うん…。でも今日だけにしときなよ?」
ハヤトがヘネシーを頼み、アタシの頭は真っ白になる。
頼まなきゃ、10回は来れたのに…。
ううん、ヘネシーでベッドが買えた。
アタシのプライドと後悔が闘っていた……。