NA・NA・MI

ヨッコは下を向いて、震えていた。

そして言ったんだ。



「ふざけないでよ!私、朝ずっと待ってたのよ?!なのに何なの?約束破って人の家に男連れ込んで寝るなんて…いくら友達でも酷いよ!!」



おいおい、余り大きな声を出すとハヤトに聞こえるだろ?



「ごめん、ごめん。そんなに怒んないでよ?」


「……。いいよ、18時迄部屋貸してあげる」


「本当?!」


「でもね…。もう二度と私と関わらないで!」



ヨッコはそう言って走って行った。


親友に何て言いぐさだ!


この部屋が無いと困るんだよ。後でヨッコには適当に謝るか。


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