NA・NA・MI
ハヤトは100万くらいするボトルを持って来て、蓋を開けた。
「本当に大丈夫?」
「大丈夫だよ。10日もあれば払えるから。でもね、アタシ以外の女と一緒になったら、絶対に許さないよ!!」
アタシはそう言って、ハヤトの胸ぐらを掴んだ。
「……」
でも、アタシの心は満たされないんだ。
高い酒も、隣にいるハヤトも、アタシをどんどん虚しくさせる。
何があればアタシは満たされるんだ?
金はいくらでも手に入るのに、アタシは使い方も、満たされ方も知らないんだ……。