肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
私は眉を顰めながら少しだけ身を乗り出して、隣を覗く。
そこには肩を揺らして笑いを堪えてる春斗がいた。
……やっぱり。
「オイコラ」
「コワーイ。真央梨コワーイ」
「春斗、覗き見とか悪趣味ですから」
「いや、鼻歌ずっと歌ってて機嫌良さそうだったのに、急に静かになったから気になったんだよ。
したら腕を組んで険しい顔してる真央梨がいるじゃん?
これは笑うでしょ」
「は、鼻歌聞こえてたの!?」
まず、そこに驚きなんですけど!
予想外なんですけど!
恥ずかしい以外の何者でもないんですけど!!
穴があったら入りたい。切実。
「ばっちしね。しかも、セカオワとは」
「……」
窓を開けながら歌ってたからだ。
ノリノリで。