肉食系男子に、挟まれて~アザーストーリー~【完結】
「私はこの後、風呂に入って見たいテレビがあるの。
だから、終わり」
「見たいテレビって何?」
「秘密」
「何で」
「何でも」
「仕方ない、今日は帰るか」
「そうしてくれるとすっごく助かります」
じっと上目遣いで私を見つめる男一人。
うっとするけど、絶対に引いてやらないんだからね。
「真央梨、俺の名前春斗だから」
「…それで」
「学校で俺も敬語で話すけどさ、こうやって二人きりの時は春斗って呼んでくれない?」
「……」
「一応、敬語の方がいいでしょ?」
……私は静かに、一度縦に首を動かす。
敬語の方が助かる。
明日行って、タメ口で話してたら辻先生になんて言われるか。