絶対領域
ME
いつもみる空はいつもアタシを見下していた

つまらない日常と入り交じる感情。
無気力なアタシは"居場所"を探して逃げ出していた

7月2日
もうすぐ夏休み。
アタシは大学生、といっても登校四日目にしてサボりを始めた"出来損ない"の一年生

"大学に馴染めない"
"友達ができない"
"やりたいことが見つからない"

挙げればいくつも理由が見つかるのにアタシはその理由にありきたりを感じてめをふせた

大学にはアタシが求めている想像を絶する日常はなかった
高校時を繰り返すようなつまらない日々しか散らばっていなかった
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