鈴が咲く【前編】
「ち、ちょ、光輝!
何しとんねん!はよ離れんかい!」

「え~...やだ!」
拗ねたようにそっぽを向く。



「康平、あきらめろ。ああなったら無理だろ。
咲、小さい頃からかわいいもの好きだから。
特に人で。」

「かわいいものって...」

「昔から、近所の甘えっ子とか、
ちびっ子とか…
人が一番好きだったし。
かわいい系キャラのやつとか。」

二人が話してる横で、遠山君の頭をなでる。

やっぱり、遠山君かわいい...
猫みたい...

「いい加減離れろよ。」

佐島君が言うけど、離れない遠山君。



「遠山君、一回離して?」

「むぅ...咲希ちゃんが言うなら...」

そう言って離してくれた。

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