好きじゃないならキスするな!…好きならもっとキスをして。
「…え?」

一瞬驚いて固まってしまったけど、でもすぐに



「…おめでとう!」

私は笑顔でそう返した。
紛れもない本心だ。

私と付き合ってた頃はまだ就職を急いではいなかったみたいだけど、何か心境の変化でもあったのかな。
どっちにしろ、めでたいことには変わりない。

そうか、大人っぽく見えたのは就職が決まったこともどこか関係してたのかな。


「うん、それで本題なんだけどさ」

俊はまっすぐに私を見つめてそう返した。
てっきり今日私を呼び出したのは就職が決まったことの報告のためだと思ったけど、そうじゃないみたいだ。


「うん、何?」

「うん…あのさ……





戻ってきてくれないかな?」
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