病弱女子とイケメンDoctor。
響紀「なーんで。寝ようよ?」



莉音「…抱っこ…」



響紀「んーっ?」



莉音「…抱っこして…」



私は響紀先生に手を伸ばした。



なんか不安になって誰かに包み込んで欲しい気持ちになって…



響紀「莉音がそんなこと言ってくるの初めてだね?」



響紀先生は、そう言いながら私を抱き上げて膝に乗せてくれた。



私を抱きしめながら背中をトントンしてくれた。



響紀「莉音…眠くない?」



莉音「んぅーっ…寝ないっ」



響紀「ははっ。莉音今日は甘えただね。」



莉音「…いやぁ?」



響紀「ぜーんぜん。毎日こんな感じだったらいいのにな。」



莉音「…ケホケホッ」



私が少し咳をしたら…



響紀「大丈夫?まだ苦しい?」



莉音「大丈夫…」



しばらくすると私も眠くなってきて…



莉音「…眠いぃ…」



響紀「眠い?寝ていいよー。」



私は響紀先生の膝の上に乗ったまま意識を飛ばした。
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