巫女と季節の神
始まりの出逢い

春の暖かい風が吹く
今日から私は高校生…


私の名前は木瀬みこと(きせ)。今日からこの堀岡高校の生徒として入学します‼


み『えっと…私のクラスは…あった‼
1年B組か…』
?『1年B組』
み『えっ?』

振り向いたら背の高い男の子と目があった

ズキッ
み『痛っ⁉』

頭の中が真っ暗に…

み『(えっ?何⁉)』


『待ってよー』『あははっ』

自分と知らない男の子が遊んでいる映像が…

?『おいっ⁉大丈夫か?』
パチッ
み『だ、大丈夫…(どうしちゃったんだろう…)』
『(昨日は楽しみで、あまり寝れなかったからなぁ)』

キーンコーンカーンコーン

放送『8時30分より入学式を始めます。入学生は急いで自分の教室に行って下さい』

時計を見る
み『8時15分だ‼』
?『お先に…』
タッタッタッタッ


み『あっ、ちょっと待ってよ‼』
タッタッタッタッ

?『俺のこと覚えてねぇーのか…』

ガラッ
席にはたくさんの子が座っていた

み『あっ、ここがわたしのせ…⁈』
?『おっ…隣か…』


ガラッ

先『皆さん初めまして。神谷と言います。ではまずは…隣と自己紹介をして下さい…』

他のみんなの声が聞こえる

?『俺の名前は季世夏生(きせなつお)まぁ…よろしく…』
み『わ、私の名前は木瀬みことよろしく…』
夏『(きせ⁈いやっ…漢字が違うけど…)』

シーン

み『(なんか気まずい…)』


夏『あのさぁ…本当にそうやって書くのか?''きせ''って』
み『えっ?なんで…』
夏『いやっ…なんでもねぇーよ‼(でも…確かに…)』

先『はいっ。じゃあ授業するよー』

そこから5時間授業を受けた

み『はぁー。疲れたなぁ』

夏『おっ!みこと』

振り返る

み『あっ、夏生くん…帰りどっち?』
夏『俺こっち…』
み『同じなんだ…』
夏『わりーか?』
み『いっ、いやっ…なんでも…』

テクテク ピタッ

み『どうしたの?』
夏『やっぱり覚えてないの?』
み『えっ?』
夏『後でわかるよ…』
み『?』

テクテク

み『私の家ここだか…⁉』
夏『じゃあなー』
み『大きな神社…大きな屋敷…すご…』

ガチャ

母『みことー。早く入ってきなよー』
み『あっ、はーい…』










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