ルイナス
ガラナと雑談しながら寮館に着いた。

俺とガラナは共同の部屋なので一緒に部屋に入った。


それから一分も経たない内にガラナは叫んだ。

「あーー!!俺教室に財布忘れてきたー!」


「取りに戻ればいいだろ?」

俺は呆れた声で言う。

「教室鍵閉まってんじゃん!!」


俺は更に呆れた。


「この前鍵開けの魔法習ったばかりだろ?」


するとガラナは照れ臭そうに言った。

「俺‥‥‥あの魔法出来ないんだ。」


こいつ‥‥‥本当に馬鹿だな。


「分かったよ。俺が行ってきてやるよ。」

「まぢで!?ありがとうなー!!」

「今度なんか奢れよ。」


そう言って俺は部屋を出た。
< 4 / 36 >

この作品をシェア

pagetop