告白前の失恋【完結】
ハッキリとした

夏の終わり。
明日から始業式って時に、何故か私は努から呼び出しをくらった。


宿題終わらせておいてよかった、と切実に思った。


もうすぐ着くと連絡が来たから、先に玄関で待ってると努が来るのが見える。
手を振って努を呼ぶと、それに気付いた努が同じ様に手を振った。

それから、目の前に来た努と向き合うと、努は何故か顔を強張らせていた。


「どしたの」

「いや、えっと」


どこか、ぎこちなく話す努。
どうしたんだ?本当に。


それでも、腕を組みながら努が話すのを待ってると。
< 152 / 174 >

この作品をシェア

pagetop