告白前の失恋【完結】
「……弘」
「うん」
「話があるんだ」
「……」
弘は黙ったまま、私について来る。
帰る皆は階段を下って行く。
それに逆らう様に、私と弘は階段を上って行く。
最上階までついて、私はやっと弘に向き合った。
「……」
「……」
どう、話せばいいんだろう。
何度も頭の中で考えてたのに、真っ白だ。
そう思ってると、弘が突然口を開く。
「努に告白されたって?」
「えっ!?」
知ってるなんて思ってなかった。
だから、私は目を見開いて弘を見た。