告白前の失恋【完結】
「私、努と付き合ってないから!」
「……は?」
「確かに告白されたけど、でも、さっきのは断る為だから」
「何で?」
「何でって」
何でって。
わかんないのか。
努の事、好きだったってのは気付いた癖に。
わかんないのか。
弘は真面目にどうしてだかわかっていないらしい。
訝しげな顔で私を見てる。
ハッキリと言う必要があるらしい。
と、思った途端緊張する。
腕を掴んだり、随分と強引な事したくせに。
ドキドキとして、更に頭は真っ白だ。
でも、言わないと。
言わないと。