鳥籠から出してくれたのは 学園一のヤンキーだった。



「ただいまー…」


「遅いわよ花凛!!塾に遅れちゃうじゃない!!」


「ご、ごめんなさい。参考書を買いに言ってたの…だから…」


「言い訳はいいから早く仕度しなさい!!!!」


ママはいつもこう…。私の話なんか聞いてくれない。


「…………。」


私はママの言う通りにしないと…
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