すずめ日記
幸せの種を撒け
11月1日ー。


幸せの種を蒔け




今日は亡き父の誕生日だ。

生きていれば73歳。

鹿児島県。
小さな漁師町生まれ。


7人兄弟、男三人、女四人の頭



叱られた記憶しかない、厳しい父だった。


が…
『幸せの種』について語った、ひと時。


凛とした父の横顔を毎年、父の誕生日に鮮明に思い出す。





「幸せの種は自分で蒔くけれど自分の中に
幸せの花は咲かない。

自分に関わる全ての出会った人、
出会う人の中に咲くんだよ。

どんな花が咲くのかを自分で見届けることはできないだろうが

幸せの種を精一杯 蒔きながら

自分自身を磨きながら人は生きてくんだよな」



二十歳の冬 父は、そう言い残し、汽上の人となった。


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