幼なじみの彼と彼女
「真由ちゃん、これでいい?」

門真家では毎年。

手作りのデコレーションケーキを作るとの事で。

祥太郎と梓も手伝う事に。

真由の娘、睦海もはしゃぎっぷりが凄くて賑やかな雰囲気に包まれていた。

「しょうたろう!」

睦海は祥太郎の事が大好きでいつも足元に纏わり付く。

「わかったから、危ないの!」

キッチンでやられると怪我をしそうで。

祥太郎はそっと睦海を抱き上げた。

体を鍛えまくっているので軽々と睦海を抱き上げる。

梓は思わずその様子に見惚れてしまった。



将来、きっといい父親になるだろうな、なんて。

思ったけれど。

そこに自分はいるのかな、なんて考えている梓もいた。
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