幼なじみの彼と彼女
4.一つの命が消えた日
「いいなあ…」

サーキットのピット作業を手伝いながら祥太郎は呟く。

拓海は彼女の真由にレースクィーンをしてもらっている。

…梓には無理かな。

身長が低すぎる。

思わず、祥太郎は苦笑いをした。

さすがに真由ちゃんと比べたら可哀相か…

そう思いながらも拓海の事が羨ましくて仕方がない。

ふと、空を見上げると季節はいつの間にか秋を迎えていた。

今日は全日本ロードレース選手権の最終戦。

いい天気だ…
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