幼なじみの彼と彼女
「ま、高校は別でも家は隣に変わりないからな。
会おうと思えば会えるか」

祥太郎は明るく笑い飛ばす。

梓も笑うけど、今まで。

隣同士でも。

すれ違いは結構あったんだよ?

…でも、言えない、そんな事。



梓は大きく、でもわからないようにため息をついた。
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