甘々いじわる彼氏のヒミツ!?
意外な真実
遥斗の姿が見えないところまで来て足を緩める。


心の重みに連動するように足まで重くなり、歩くペースが落ちる。


ユラユラと体を揺らしながらなんとか家の前まで来ると、門柱の前に膝を抱えて座り込む女の子がいた。



「……――リカコ……?」


膝に顔を埋めている女の子に近付くと、鼻を真っ赤にしたリカコが顔を持ち上げた。
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