好きな人はニセ彼女。
『…………証明なんて、何か書けば多少は配点くれんだから、なんか書いとけよ。
ほら、お前の指のとこ、錯角あるし』
ぴしっと指を指されて、自分の手の方を確認する。
……本当だ、あった。
『んで、そこは90°-∠EABで……』
「え、え?」
『お前、本当に分かってないわけ?』
返ってくるのは呆れ顔。
____分からないよ。
問題も、なんでそこに瀬戸がいて、
私に数学を教えてくれてるのかも。