オレ様専務を24時間 護衛する Ⅱ


朝食後は昨夜し切れなかった部屋の片付けを始め、

それと同時に彼が脱ぎ散らかした服の洗濯をした。



スーツ類やYシャツ類は専門の業者に任せているが、

その他のタオル類や小物類は纏めて洗った。



「それにしても、よくここまで散らかす事が出来るものね」


思わず、声が漏れ出していた。



ベッドの上にスーツが1着無造作に置かれている。


そして、彼はと言うと………只今シャワー中。


だから、私は彼の脱いだ服を取りに来ていた。



ウォークインクローゼットのチェストから

スーツに合いそうなYシャツと靴下を選んでいると……。


――――カチャッ


「えっ?!」


ヤバい!!

京夜様が出て来ちゃった!!


思わず、急いでYシャツと靴下を手に寝室へ戻ると、


「んッ?!////////」


腰にバスタオルを巻いた、上半身裸の彼が立っていた。



「すっ、すみません!今すぐ出て行きますので……」


慌てて駆け寄り、視線を逸らしながら

ベッドの上にYシャツと靴下を置き、

そして、逃げるようにドアへと踵を返した、その時!!


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