君の絵を描かせてくれ。




『ねぇ、じゃあせっかく表彰されるんだからビシッとしないと!私が髪の毛切ってあげるよ!伸びてきてるし!』





「はぁ。そんな危ないことさせるかよ。」





『大丈夫!ちゃんと勉強してるから!』










「……どこで?ここで?」





『まさか〜。うちに来ていいよ!』









私は、真幸さんを連れて家に行った。




『どうぞー!散らかってますが!』












『はい!ここ座って!』



真幸さんを洗面台の前に座らせた。



「本当に大丈夫かよ。最終的に坊主になるんじゃないだろうな。」




『失礼な!まかせなさい!じゃあ、いきまーす!』







ザクッ







「あ、おい!はぁ〜〜……。」







真幸さんは終始、不安な声をあげていた(笑)














『できたー!!どう?どうどう!?』





「まぁ。思ってたよりは。」







ふふ。

いつもボサっとしてるから、髪の整った真幸さんはなんだか笑えた。







なんか楽しみになってきた!




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