業務報告はキスのあとで

その表情に私はまた、信じてしまいそうになる。



でも



「………もう、やめて…ください」



そう言って私は平岡さんから離れ、距離をとった。



そして





「平岡さんの考えてることも気持ちも、分からないです……私には、全然…分からない。もう、本当にこんな事しないでください」






私はそう言い放つと、平岡さんの表情を見る事もなく、すぐにその場を去った。








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