業務報告はキスのあとで

ああ、ダメだ。

やっぱり絶対にバレないようにしないと……自分のためにも、平岡さんのためにも。




「………よし」




あの日にあんな事を言ったし、正直、本当にすごく寂しいけれど……


でも、少しくらい、私も我慢しないと。






そう決心した私は、早速自分のデスクに積まれた資料を開き、作業を始めた。───









< 285 / 350 >

この作品をシェア

pagetop