オークション!!~五億円で買われた私~
中に入ると、店主さんはお茶とお菓子を出してくれた。


「 ……すまねえな…婆さん。


二度も迷惑かけちまって…。」


「いいのさ。困った時は、お互い様さね。


それに、いつもちくわ買ってくれてるからねぇ。」



すると、馨ちゃんが不意に立ち上がった。


「……この近くに、すごい殺気を感じる……


……多分アイツだと思う。」



「!?」

「!?」


「…本当か……?


…よし…小春はここで待ってろ。


婆さん、俺達ちょっと行ってくる。」


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