雪の降る夜に
出てもいない汗を拭うふりをして周りを見れば、男達との距離が遠くなっていた。
ん?何であんなに遠く…
「お、お前……」
「ん?」
「俺びっくりしたよ」
「え?」
「まさか、桐夜にあんな事言う子がいるなんて…」
「は?」
マジで、何言ってんのこいつら?
「おっし!気に入ったぞ!」
「へ?」
「俺もー」
「え、ちょっ…」
「ま、これも何かの縁かな。桐夜に向かってあんな事言う子なんて初めてだしね」
いやいやメガネ君、そんな爽やかな笑顔で言われても意味がわからないんですよ。
そして目つきの悪いあんた、気安く女の子の肩に腕置いてんじゃなねぇよ。