雪の降る夜に


首を傾げそう言えば、男達はホイホイ付いて来る。




私は誰かに束縛されたりするのは嫌い。


だから彼氏なんていらない。






「チッ、あのビッチ…マジむかつくんだけど」

「だよねー」

「一度痛い目見なきゃわかんないのかもね〜」

「ふふっ、あたし良い事思いついちゃった♪」




お嬢さん方、全部丸聞こえですよー

…たくっ、言いたい事あるなら直接来いっての。






~その日の放課後~



……とは言ったものの、あー堂々と待ち伏せされたんじゃ近付くにも勇気がいるかもな。


午後の授業が終わり帰ろうと下駄箱に向かったが、入り口を塞ぐ様に仁王立ちする3人のケバケバの女子が居るせいで誰一人として通れなくなっていた。




てか、かなりご立腹?

目がギラギラしてて、まるでお腹を空かせた猛獣だな。


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