激愛
「お前どういうつもりだ!」




「・・・んっ・・・なあに?ああ、あなたなの?こんな朝早くから血相変えてどうしたのよ」




「どうしたもこうしたもない・・・どういうつもりだと俺は聞いてるんだ!」



「一体なんのこと?」





「恍けるのもいい加減にしろ!毎日毎日引っ切り無しに会社に電話するし!それにメールもだ
会社のパソコンに毎日メールを送りつけてくるだろう!一体どういうつもりだ?お前は俺を首にしたいのか?」




「ああ、そのこと?ふふふっ・・・だって今どうしてるのかな~って思ったら気が付いたら電話しちゃってたって感じ?」




お母さんは悪びれもせずそう答えるとふふふっと再び笑った



メール?電話?引っ切り無しに電話って・・・・・




あっそういえばこの頃のお母さんって携帯をお風呂と寝るとき以外は手放さないかも




仕事を始めた頃に買った携帯電話




最初の頃は使い方がいまいちわからないって嘆いていていたけど・・・・



お父さんの言い分だと仕事中にも電話してきてるってことだよね




以前のお母さんなら特別な用がない限りお父さんの会社に電話なんてしなかったはず





そんな風に考えあぐねていると突然部屋の中から何かが割れるような音がしてきた




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