激愛
「だって、もう少し留まって様子をみたほうが何か解るかもしれないじゃない?それにあたし
朱実さんとは逢ったこともないし、龍さんの気にしすぎじゃない?」



そう問いかけると溜息をつく龍さん


あたしは何かを掴んでから清風に戻りたかった


朱実さんと沙耶さんが従姉妹同志なのは気になるけどあたしに何かをしてくるとは思えない



だって沙耶さんとは今日逢ったばかりだし朱実さんとは面識もないし



「駄目だ、清風に帰ってこい!別に何も掴めなくても瞳を責める奴はいねえ」



「嫌!神龍の為にも負傷したひとの為にも何か解るまでは帰れない」




「わかんねえ女だな、次期総長の俺がいいって言ってんだからもういいんだよ」




「で・・でも「おい!あんまりうだうだ言ってっとその口塞ぐぞ!つうかなんでそんなに一生懸命なんだよ?お前は俺がこんなに心配してんのがわかんねえのか?」




「あのね神龍は、居心地がよかったの・・・・」




「瞳・・・?「あたしも疑われたり色々言われたりしたけど神龍の空気っていうかなんていうか居心地がよくってここをあたしの居場所にしたいなって思った」



そうあたしの居場所・・・・唯一安心できる場所



神龍の皆は心根はみんなとってもいい人ばかりの集団だってのがわかる



みんな総一郎さんと龍さんを心から尊敬してるし信頼してる



そんなチームの皆が悪い人なはずないし




あたしもここを自分の居場所にしたい、それには黒覆面のことを何かわかれば・・・







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