激愛
「龍さん、あの・・・・ひとつ聞いていい?」



「・・・・あ?なんだよ」



「婚約者がいるんならあたしここに住んでちゃまずいんじゃないの?」



「はあ?関係ねえし・・・・瞳はなんにも心配することはねえよそれより・・・」




龍さんが再び言葉を言いかけると軽く触れるようなキスを繰り返す



全身が熱を帯びた様に身体が熱くなった



名残惜しそうに唇が離れるととたんに淋しさが溢れてくる



なんだろう・・・・この感情はいったい・・・?




「物足んねえ顔してんじゃねえよ・・・・あほ」



「も・・・・物足んなくないし!もうからかうのやめてってさっきっから「なあ、教えてくれよ」




あたしの言葉に重なるように龍さんが色気駄々漏れの顔であたしに問いかけてくる



金色の綺麗な髪がさらりと揺れて・・・・それだけであたしの身体に緊張が走った



「最近やたらと夢に出てくる女がいる」



「お・・・女?「やたらと気が強くて・・・・泣き虫な女だ」」



「気になって仕様がねえ、気付いたらそいつのこと目で追ってる・・・・抱きしめたいって思う触れたいって思うその女・・・・誰だかわかるか?」





そう言って頬に手を触れた瞬間、静寂を破るかのようにインターホンが鳴り響いた
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