【完】狼様の最愛。
自分の指をギュッと握った。
「なんでそう言えるの?」
「え?」
今日何度目かの「え?」を出した。
「声に出てる。」
あ、私、無意識に声に出しちゃってたんだ……。
「ねぇ、どうして〝はずがない〟って決めつけるの?」
「だからそれは、私が河鳥さんみたいに可愛くないから……。」
「そんなの誰が決めたの?」
「アオイ様の好みなんて、アオイ様しかわからないじゃない。」
そ、そうかもだけど……。
誰だって、可愛い子の方がいいに……。
って……。
「アオイ様?」