【完】狼様の最愛。
“友達じゃない”
そう言われれば、ショックなのは確かなのに。
“友達だ”
そう言われても、嬉しい半面、何かがモヤモヤする。
……いっそのこと、アオイに直接聞いてしまいたい。
「ひっ!?」
そう思った途端に感じた、鋭い視線。
鋭くて、少し怖いんだけど暖かくて、優しい視線。
直ぐに周りを見渡したけど、誰もいなかった。
視線は、まだ感じる。
視線の先は……?
「え……?」
視線の先は、山の頂上。
正確には、前にアオイと行った山の麓からだった。