【完】狼様の最愛。
「……も、あ……?」
その時、アオイが眼を覚ました。
蒼い瞳が、私を捕らえる。
「ば、バス着くよ! 起きて!」
まだ頭が回転してない様子のアオイ。
あ、くる……。
そう思った時、既に私の体はアオイの腕の中にあった。
「わーお。葵君ってば大胆。」
それを見て、雛ちゃんがからかう。
「ひっ、雛ちゃん助けて!!」
「んー、ごめんね、最愛。葵君の機嫌損ねると、後々面倒だから。」
私が伸ばした手は、呆気なく振り払われた。
「じゃ、あたし先に行ってるね!」