【完】狼様の最愛。
「もう、いないんだ……っ。」
その場に泣き崩れた。
悲しさが、私の胸から溢れ出る。
「お母さん、お母さん。」
涙を流し続ける私の頭を、お母さんはずっと撫でてくれた。
「……最愛、好きな人ができたのね。」
だんだんと落ち着いてきたとき、ふとお母さんが呟く。
「たった三ヶ月で、とっても可愛くなってる。」
「今度、お墓参りの際には連れて来てね。」
自分で自分のお墓参りだなんて、言うだけで辛いはずなのに。
お母さんは何でもないように言い述べた。
「仲間もたくさん出来て……いいなぁ、最愛は。」