彼と私の問題点を考える
5


飲み会から帰宅した日。綾瀬くんからすぐに連絡が来て夕方ごろ待ち合わせて会うことになった。


待ち合わせ場所は最寄りの駅前。


二日酔いの頭痛に効く痛み止めを飲んだお陰で体調はそこそこ良くなったけど、まだお酒くさい気がする。


この調子で高校生と付き合うなんてできるわけない。


しかも髪も下ろしたままだし、化粧もノリが悪かった。コンディションは最悪。気分もあまり良くない。


改めて待ち合わせするなんて初めてだし、この後ご飯とか、そんな感じでいいのかな。いつもだったらご飯食べて、少しだけ飲みに行って家に泊まるって感じだったけどー…


って、泊まりなんてあり得ないし!


そもそも22時前には帰らないと…!


「広瀬さん!」


待ち合わせ時間の数分前。


遠くで私を呼ぶ声に振り返ると、手を振りながら走ってくる綾瀬くんの姿を見つける。


額にうっすらと汗が見える。急いで来てくれたのがすぐにわかった。


「すみません、待たせちゃいましたね」


今日は初めて会った時と同じ雰囲気に感じる。


私服ってだけで綾瀬くんは普段よりずっと大人っぽく見える。


そして何だか眩しい。二日酔い明けには尚更眩しい。


「待ってないよ。さっき来たところ」


ありきたりなセリフを言ってから恥ずかしくなって後悔する。


デートみたいにしてどうすんのよ…!


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