男子は女子にひれ伏すべし。
第一章

めんどーくさい。

「ん......ふあ〜....」

目をゴシゴシとこすりながら体を起こす。

今の時刻は、朝の6時。

目覚まし時計の音が聞こえないって?

そりゃそうですよ、使ってないですもん。

「目覚まし時計なんてうるさいだけだよ。やっぱ自分で起きるのが気持ちいいね!」

独り言を呟きながらベッドから降りる。

今日は南桜高校の入学式だ。

ちなみに私はその高校の新入生。

「8時前までに学校だから...7時30分すぎぐらいには学校ついておきたいなー」

今日の予定を確認しながら新しい制服に身を包む。

ちょっとスカートが短いと思うのだが...気にしないことにした。

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