逃亡劇



だけど、それに気付いたとしても、


じゃあ、
私は助けて欲しい時に誰に助けを求めるんだろう、
求められるんだろう



この自問自答で
毎回、プライドが邪魔をして答えられないのが、


悔しくて、
それに気付いた時に、


本当に居ないんだって言うしか出来ない
この役たたずな自分の高いプライドを



壊して欲しいなんて思うのもまた厚かましいことでしょう




それをまた感じてしまうのも



この変わりたいのに変われない、
甘ったれた現状も


また次回、と
いつか、と
回してしまう自分に


どこかホッとしてしまうのは



やっぱり、“全て無かったことにしたい”という、

気付かなかった時点に戻りたいという、
気持ちの表れなのでしょうね



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