*雪女ちゃんの秘密*
はじめに





「きゃははははー!」



「マジでありえないよねー?!」



そんなどーでもいい話が耳に入ってくる。



勉強しようと思って図書室に来たのに意味が無い。



私はわざと大きな音を立てて席を立ち図書室から出た。



「なんなのあいつ。感じわるー。」



「あいつ、あれだよ。"雪女"。」



「何それ本名?」



「あだ名あだ名!あいつが笑ったりしたところ誰も見たことないんだって。感情ないって噂。」



聞こえてるっての。



てか感情ない人間なんていないでしょ。



いつからだろ。雪女ってあだ名がついたのは。




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